医療法人でのお金の流れを個人事業の場合と比較してみましょう。
個人事業でのお金の流れは次の通りです。
個人所得 ＝ 診療収入−（薬代+職員の給料+テナントの家賃+減価償却費+その他の経費） となり
この個人所得(所得税法の区分で事業所得といいます）に対して税金がかかります。
医療法人でのお金の流れは次の通りです。
医療法人の利益 ＝ 診療収入−（薬代+理事報酬+理事退職金+職員の給料+法定福利費
+テナントの家賃+減価償却費+生命保険の保険料+その他の経費） となり、医療法人の利益に対して税金(法人税)がかかり、理事報酬と理事退職金に税金(所得税)がかかります。
個人と法人の違いは、法人では費用として理事報酬、理事退職金、生命保険の保険料が認められるということ、そしてそれらは院長先生がある程度自由に決定できるということです。
法人の資金の流れは、院長先生のコントロールがきくというのが特徴です。
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◆井上恵仁公認会計士・税理士事務所です◆
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